ブラジル・日本人サンバダンサーの華麗な日常

ブラジルに住む日本人サンバダンサーの全く華麗ではない日々

明日は楽しいカーニバル!(^^♪♬💖♪✨☆彡

今年もカーニバルの季節がやってきた。

実は金曜日の夜、私は私と生徒さんたちとそのお友達等、在伯日本人グループプラスそのお助けスタッフさんたち総勢43名のブラジルサンパウロでのサンバパレードをなんとか無事に終えたばかりだ。

今年もチームにさまざまなトラブルが起こり、例年通り何度もブチ切れ、チームの急な変更と戦い、それに破れ、無視され、怒り、呪い、いいかげん文句を言ったら言ったで揉めたりと本当にいろいろ大変だった。

(これはこちらの言い分で、カーニバルではいろいろ複雑な問題が絡み合い、大変なカオスの中、突然の上からのお達しでどうにも約束を守れなくなってしまったりすることもあるので立場の違いはある程度理解している。あくまでも私の、日本人の立場からの印象だ。つっても、ブラジル人でも同じような理不尽な目に遭って同じような見解を示す人もまた多いが。)

 

何かトラブルがあった時、ブラジル人は自分が悪いとわかっていても決して謝らない(ひとが多い)。

失敗を決して認めず自分勝手な都合の良い言い訳や嘘ばかりつき、挙句全部人のせいにするのでその起こった出来事そのものよりもその言いざまが腹立たしすぎて、そういうものだとわかってはいても逐一逆上してしまう(これでもまだ怒らないようになったんだよ)。

カーニバルでは、衣装がぎりぎりになったり中途半端に直前の直しが必要になったり、仕切りの悪さから起こる突然の変更があったりと結局毎年同じ過ちが繰り返されるので、心から、

みんなバカなのかな?

と思う。

そしてそれをわかっていてもカーニバルに参加し続け、毎年同じような目に遭っては振り回されそれに毎年キレている私こそが同様に、

バカなのかな?

と本当に思う。

 

まだ面白く書けそうにないのでその顛末を今ここに書くのはやめておく。

(もちろん金曜日のパレードは嫌なことばかりでは無く、何よりチームで良くしてくれた人たち、日本人ご参加者さんやスタッフさんたちの理解や協力、そして練習や準備への頑張り、当日の皆さんのパフォーマンスが素晴らしくてとても感激し、仕切り役の一部を担った私の至らない部分をカバーしてくださったことに非常に感謝をしていることはここに表明しておきたい。)

 

というか、今はそれについて書くことができる余裕のある心理状態に無いのだ。

日本人ご参加者さんたちとの大きいチームのパレード出場は終えたが、まだもうひとつ去年から自分が楽器隊前のちょっと特別な位置で踊らせてもらっている、小さいチームといえど私にとっては大事なパレードが明日に控えている。

みんなとのパレードの後にもトラブルがありべらぼうに疲れていたが(その詳細理由はまた別の日に)フラフラしつつその衣装を昨日取りに行った。

そしたら、頭の飾りの羽が無い。

羽はもともとそれ用に加工してもらうよう、もう2か月は前に渡していた。

それを指摘すると、羽が無くとも問題ない大丈夫だ、と衣装アトリエの主人はのたまう。

 

大丈夫かどうかはおまえが決めることじゃねえ。

 

衣装のデザインも頭の飾り用の羽も事前に渡して作ることになっているんだから、無くても何も大丈夫なわけないだろ。

 

こっちで明らかに向こうのミスなのにあちらにばかり都合のいい言い訳をされることは頻繁でも、今回ばかりは、はいそうですか、と引き下がることはできない。

あれやこれやと丸め込もうとしてくるのでものすごく面倒くさくてマグマが発生するときと同等くらいの莫大なエネルギーが必要なのだが、なんとかこっちもなだめたりすかしたりとあらゆる手段を駆使してできるだけ自分の本来の要望を通すように努めなければならない(もちろんそれはだいたい反故にされる)。

だが昨日私は一睡もしておらず、この日こそが間違いなく私が一年で一番疲れている日だった。

頭もうまく回らず目も半開きのままソファに崩れ落ちながらも枯渇したエネルギーをひり出し、なんとか翌日夕方に残りの羽飾りを届けてもらうよう約束をとりつけて、残りの衣装を呼んだ車に詰め込み昨日はアトリエを後にした。

 

 

それを受け取ったのがさきほど、遅れて届いたので夜の10時30分くらい。

明日の夜が本番なのでまあ間に合ったとほっとして袋をあけると、

 

私が渡したのと全く違う色の羽の飾りが入っていた。

 

私が渡した羽は青、受け取った羽はそれはそれは鮮やかなピンク色だった。

嫌な予感とともに慌ててアトリエに連絡をすると、君が渡した青い羽は君の衣装に合わなかったから特別にアトリエの羽を使ってピンクの羽をつけてあげた、と、再度のたまった。のたまう祭りワッショイ。のたまうカーニバル只今絶賛好評開催中。

 

衣装はテーマに合ったチームから提示されたデザイン画に沿った色とデザインで作らなければならないことになっているのは、アトリエ側だってむろんご存じだ。

いまさら直前になって勝手にそんなことをするのは絶対におかしい、こいつ絶対やってんな、と疑って問い詰めるとはやり、

 

今日のパレードに必要な他の人の衣装に使った、と白状してきた。

 

 

はあ?

 

 

私が買って用意した、私の羽ですよね?

俺が俺の衣装のために俺に必要だったから俺が買った俺の羽だ。

今誰よりもそれを宇宙一必要としているのは間違いなく私のはずだ。

 

なぜそれを他人の衣装に使う?

 

 

本当に意味がわからなくて頭に血が上って錯乱しそうだった。

ああ、人を殺めるときは人間はきっとこういう状態になっているのだろう、と容易に理解ができた。

 

また、その言いざまが、後でちゃんと君の羽と交換してあげるから大丈夫、というのだ。

これまでの人生でこの大丈夫という科白をかつてこれほどまで憎んだことはない。

大丈夫という言葉の本来の使用方法、世の中で一体何が正しいことなのかすらもはや見失いそうだった。

 

私のカーニバルはもう明日だ。

その日のために用意した羽を後で交換してもらったところで全く意味が無い。

だが衣装は明日の昼には受け取らねばならなず、誰か知らん人の知らんパレードで今頃大活躍しているだろう私の羽を終わってすぐに受け取って作り直し、私のところまで間に合うように届けてもらうのはかなり難しいだろう。

 

明日出場するチームに急いで連絡をすると、本番前でくそ忙しいのはわかるのだがなおざりにもうしょうがないからそれでいいと言い放たれ、ひどく突き放されたような心許ない気分になった。

まあそれによってポイントが下がったりと、最も恐れていたチームに迷惑をかけないで済むようでほっとしたものの、誰にもこの気持ちに寄り添ってもらえなかった私は今やすっかりナーバスになってしまっており、この忸怩たる思いのぶつけどころが今、無い。

なので本番を明日に控えまだ準備にやることがあり、絶対に今そんなことをしている場合じゃないのに、急遽私の心のバランスを取るためにこのブログをしたためている次第だ。

 

実は衣装にはもうひとつ足りない部分があって(あっさりとそれは忘れていたと認めた)せめてそれだけは明日の昼に届けてもらうことになっている。

きっといつものごとく、やっつけ低クオリティーで無いよりはマシな、だが絶妙に今更突っ返して怒れない程度にギリギリのやつがかなり遅れて私の街に届くはずだ。(金と労力返せや)

 

去年もさんざん衣装に問題があり(出場5分ほど前に不完全な衣装が届き(ありえない)、もうひとつの衣装はさんざふっかけられた挙句本番前に背負い羽が壊れた)、それらに比べたら今年はかなりマシだとほっとしていたのに、またこんなことが起こるとは。

 

何もとんちが利いた無理難題を吹っ掛けたわけじゃないというのに、自分の普通の願いさえまともに叶えられないストレスはいつもハンパで無いわけだが、

 

切なる私の主張としては、もうそれよりももうこれ以上ブラジル人に約束を破られ、悲しい思いをしたくない、ということに尽きる。

さんざんこれまでもそういうことが繰り返されてきた。

でもそれに慣れることができずにいちいち傷ついてしまう。

そして信頼できないので関係を切らざるを得なくなってしまい、後には苦い虚しさだけが残ることになる。

ブラジルやブラジル人を嫌いになったり、どうせ約束を破られるからと傷つくことを恐れ、仲良くなるのを諦めたり距離を置いたりを本当にもうしたくないのだ。

 

大げさな物言いに思われるかもしれないが、絶望しないで生きていくためには自分や誰かや運命に期待をしない、そのことがしょっぱい人生を生き抜くための心得であると、私のこのわりと長い人生で痛みと共にさんざん学んでは来た。

だが、私にとってそもそも自分にも他人にも運命にも期待も持てずに生きていくこと、そのこと自体が絶望で、何かに期待しないで生きていくということがとても難しい。

 

やっぱ大げさか。

 

 

でも頼むよ(泣)。

 

 

明日はカーニバル。

 

ひとつもセンスの無い題名はやけくそだ。

 

とりあえず休みます。