ブラジル・日本人サンバダンサーの華麗な日常

ブラジルに住む日本人サンバダンサーの全く華麗ではない日々

2016-01-01から1年間の記事一覧

さよなら、ハム子 

昨日、隣のハム子(仮名)夫妻がとうとうアパートから出て行った。 このブログを読んでくれている全国の女子高校生の諸君には一大事件であると思う。 緊急速報だ。 速報1位 ハム子、布団捨て母の家にお泊り などというふうに、 もしかするとはてなブログな…

スウェーリョが消えた日

ちょっと前の話になるが、スウェーリョがアパートから姿を消した。 スウェーリョとは、このブログを隅から隅まで読んでいる奇特な方でも思い出すのが難しいと思われるので解説すると、私の借りているリオの、超高級セレブマンション、とはほぼ対極に位置づけ…

マリアレーナのこと

マリアレーナとは、私のリオの家の近所に住むおばさんの名前で、彼女とはお互いの家の近くのサンバチームで知り合い、近所で服のお直しのお店をやっていたこともあって、超ド級に不器用な私は衣装のワンピースや普段着の丈詰めのお直しなどがあるたびに足繁…

セバスチャンのいる人生

前回の更新からずいぶん日が経ってしまった。 日本の友人からは死亡説が出るほどやや心配をかけた。 とっくに休みも終わり基本サンパウロに戻って比較的平穏な日々を送っていたのだが、こちとらこち亀の200巻を読んだり、キングオブコント2016を観た…

疑惑の隣人2/と近所であった殺人事件

しょっぱなから剣呑な題名で申し訳ない。 寒い日が続き、オリンピックの閉会式の疲れなどもあって洗濯物が溜まってしまっていたので、奥の手で大家サンドラさんの洗濯機をお借りする計画を目論んだ。 天気の良い日ならまだ良いのだが、洗濯物がたくさんある…

リオ五輪開会式・閉会式に参加してみた

リオ五輪の閉会式がブラジル・リオ・デ・ジャネイロ時間の昨日の夜に行われた。 感想を求められ何か一言、と問われれば、 寒かった。 朝から雨が降ったりやんだりしており、さらに強風吹きすさぶ中の本番参加中は、体感ではブラジルではあっても、これそのう…

疑惑の隣人-リオ・デ・ジャネイロ盗難事件

つい最近こんな記事を書いたばかりであるというのに、 joe.hatenadiary.com 実はリオ・デ・ジャネイロの自宅であるものを盗まれてしまっていた。 前回のカレーな日常でも少し触れたが、ある日洗濯物を取り込もうとすると、 干していたブラジャーだけが無くな…

ブラジル・日本人サンバダンサーのカレーな日常

風邪をひいた。 リオはサンパウロに比べだいぶ暖かく、ダウンまで着こまなければ過ごせないという日は皆無である。 だが、この時期の、8月のリオは結構寒い日もある。 ブラジルといえども一応冬のくくりなのでブラジル中部以南においては当然だが、今年は例…

日本人サンバダンサーはリオ五輪代表メンバー?

リオ・デ・ジャネイロ五輪真っ只中、サンバダンサーの友達の住むリオのセウ・アズー(青い空)というファベーラ(貧民街)での、そのさらに友達の誕生日パーティーになぜか私も招待された。 その後にそのファベーラでのパゴージのライブ(サンバの生バンドの…

ブラジルに8年住む私が教えるリオ・デ・ジャネイロを歩くのに心得ておきたい11のこと

リオ・デ・ジャネイロオリンピック開幕まであと一週間を切った。 日本ではあまり盛り上がっていないとか、いろいろな不備や治安の悪化が取りだたされているようですね。 私は現在休みを利用してリオに滞在しており、治安の悪さを肌で感じるところもあるので…

新しい家で暮らす・サンパウロ

新しい家での暮らしが始まった。 駅から遠く、地下鉄を使うとかえって時間がかかるため、絶賛彼女募集中のレズの友人(本当にそんなんばっかだな)が景品で当てて放置してあった自転車(山本さん)を譲り受け、トレーニングも兼ね通勤時には自転車に乗り風に…

新しい家へ・サンパウロ

ゲイハウスを見に行った1週間後、私の部屋探しは遂に終結した。 他のところを見に行ったりもしつつ、一度目の訪問から5日ほど後に気になっていたその家を日系人の友人を付き添いにもう一度訪ねさせてもらった。 契約上の細かい点においてポルトガル語に多少…

サンパウロの部屋探し完結編

サンパウロで住む部屋を探し始めて早3か月。 もうどうにも後がなくなってきた。 私はマイコンと呼ばれていたその時代から、コンピューター関係にかなり出遅れるタイプの人間であったので、サイトの見方を習得するまでにも結構な時間を要さなけらばならない…

いろんな部屋・サンパウロ

サンパウロでハウスシェアをするために私が見に行った部屋たちを一部、ご紹介しよう。 駅から500mの家の部屋 二つのラインが通っている便の良い、狙っていた駅から500mほどの場所にあり新しくて綺麗そうな家に現在女子二人で住んでいるといううたい…

サンパウロの部屋探し

まずはサンパウロのもといた家の近くと仕事場にも近いいくつかの駅に絞ってその駅近を探す。 今まで駅まで徒歩3分という好立地に住んでいたのでぜひとも5分くらいまでのところに住みたい。 部屋探し専門のサイトの有料会員に登録しこれはと思う物件があれ…

アマゾンとボイブンバ

なにかいろいろなことを書く予告をした途中なのですが、実は先週アマゾンに行き、念願のボイブンバ祭りを観覧してきたので、取り急ぎその写真を調子に乗ってアップします。 もうかれこれ15年くらい前に浅草サンバカーニバルで私の所属チームのテーマがアマ…

今日のブラジル(フェスタジュニーニャ)

フェイスブックにこのブログのことを書いてみたところ、1日に誰も見ていない日もあったこのしょーもないブログが一気に何百ものアクセス数になったので、感謝祭がてらリアルタイムのブラジルの風をみなさんに届けようと思う。 6月(7月も)はブラジルでは…

サンパウロのお引越し

飛行機に乗り遅れた話の途中ですが、そしてこれを書くまでに1か月以上も空いてしまいましたが、今日はサンパウロの家の引っ越しをしたそのご報告です。 日系人カラオケのメッカと勝手に呼んでいたくらいカラオケが盛んな謎の会館から引っ越し、ブラジル人た…

ブラジルのラブホテルに泊まる2

飛行機に乗り遅れた話の途中ですが、ここで皆様にお伝えしておきたいことがあります。 一昨日、またブラジルのラブホテルに泊まりました。 今度こそ、 ブラジリアンワックスでむだ毛の手入れをしたブラジリアンカカオのような肌の色のブラジリアンビーチボー…

ブラジルで飛行機に乗り遅れる《前編》

ブラジルに住んでいながら、たまに日本に帰ることがある。 だいたい年に1回か2年に1回のペースで日本に戻り1か月前後過ごすことにしている。 GW真っ只中ということで旅行気分をしゃにむに欲しがる皆様に向け、今回は去年日本に帰る際に飛行機に乗り遅…

泥棒の国のポロロッカ

わりと長くブラジルに住んでいるので、日本にいる方や仕事で最近こちらに来た方などからすると、私はブラジルが好きで好きでたまらないから住んでいる、というように思われるようだ。 全国のちびっこ達の夢を壊すようで申し訳ないが結論から言うと、そうでも…

ブラジルのラブホテルに泊まる

昨日ラブホテルに泊まりました。 おっと、誤解しないでいただきたい。 残念ながらなんら色っぽい話ではない。 なぜならば、 ひとり で泊まったからだ。 私は高校の友人であるQ子により命名された“忘れんぼ大将”という異名を持つほどの年期の入ったうっかり…

リオ五輪への道

あなたがどうしてもオリンピックに出たいとして。 子供の頃から野球や柔道、卓球に体操と日本人でメダルを取れそうなメジャースポーツをやってみたもののどれもぱっとせず、 戦略を変えマイナースポーツにチャレンジしてみるも例えマイナーであっても自分の…

ネズミと住んでいるところの人たちとの攻防  

リオの洪水からしばらく筆を絶ってしまっていたのは、前回体を汚水に浸したことによって伝染病にかかりすっかり体調を悪くしたため という訳でも特になく、 なんとなくのらずに放置していただけなのだが、 サンパウロに戻り日系人の友人と歩いているときに道…

洪水のリオ

このブログは始めたばかりで読者などいやしないのだが、読んでくれた友人に『写真が少なすぎる』という指摘を受けた。 そのことも考慮して今回は昨日遭遇したやや珍しい体験を写真とともにご紹介したいと思う。 雨が降り始めた。 ちょうどおなかも減っている…

私の彼はバンジード その後

ある日ヤスミンちゃんが例の彼氏を紹介すると言ってきた。 彼がバンジード(ギャング)を仕切るためにバイリ(ここでは貧民街の山の上で開催されるファンキという音楽のフェスタ)にいるので遊びに行こうと言うのだ。 joe.hatenadiary.com 今で言う黒い交際…

最弱の弟

弟ができました。 妹が結婚して義理の、とかじゃありません。 ブラジルの、心の兄弟です。 彼はサンパウロの家の近所の日本語学校に通っていて、私の提案した語学をとっかえっこして勉強し合わないかい?という趣旨の会にひょっこり顔を出しに来たのが弟とな…

私の彼はバンジード♡

以前リオの家の近所にヤスミンちゃんというお友達が住んでおり、 いつも家に入りびたり良く遊びに連れて行ってもらっていた。 その頃の彼女はまだ若く独身で元気だったので、アッチのほうもなかなかお盛ん(昭和的表現)であった。 彼女は20代ながらも結婚…

サンドラさんとの奇妙な友情3

貧乏人の住むアパートにはお金の無い、したがって、身もふたもない言い方をすれば、学も無く教育もきちんとされていない、よって常識が通じない人も多くいることとなる。 隣人夫婦の妻の家族は近所に住んでいるので情報が入ってくるのだが、男兄弟は全員犯罪…

サンドラさんとの奇妙な友情2

この間はさらっと流したところだが、 サンドラさんは元娼婦だ。 彼女はそのことを隠さない。 家を借りて早い段階で自分からそのことを語ってくれた。 そして徐々に彼女からいろんな話を聞いた。 家がとてつもなく貧乏だったこと。 貧民街のその中でもさらに…