ブラジル・日本人サンバダンサーの華麗な日常

ブラジルに住む日本人サンバダンサーの全く華麗ではない日々

LGBTパレード・サンパウロ2017

昨日同居人のセバスチャンたちとLGBTパレードに行ってきた。

ブラジル経済の中心地であるサンパウロのパウリスタ大通りで毎年6月に行われ、今年で21回目となる。

世界最大級のゲイパレードということで、年々盛り上がってきているようだ。

家からほど近く、せっかくゲイのセバスチャンと仲良しになったということで、行くならぜひ私も混ぜて欲しい、と前々から話をしていた。

 

大通りのパレードは昼間で、その後は中心街の広場に場所を移して夜まで盛り上がるようだ。

 

以前パレードの後に移動した最後の最後までついていったという友人の話では、最終的には公園のようなところに到着し、そこでいきなり大フリーセックス大会がおっ始まったという。

あちこちで獣のようにだれかれ構わず交尾にいそしむ人々。

しまいにはムカデ競争のように並んで互いに貫き何人も連結したまま陽気に手を振り振り歩き回っている者たちもいた、と生々しくリポートしてくれた。

私の友人はノンケなのもあり異次元に迷い込んだかのようなその光景にちょっと気持ちが悪くなった、と語った。

 

そんなことを聞いていたのではじめはパレードを観に行くのも恐れおののいていた。

実際に行ってみると、酔っ払いはしゃいで大騒ぎしたりキスをする人たちくらいはいるが、少なくとも私の見た限り大通りのパレードはそういった部分それほど乱れたものでも無かった。

 

とにかくものすごい人で溢れかえっている。

街ゆく人の五分の一くらいが仮装をしていて、さらのその十分の一くらいが目立つような恰好ー気合の入った仮装・または露出ーをしている印象だ。

参加者はLGBT(レズ/ゲイ/バイセクシャル/トランスジェンダー)だけではなく、明らかに異性愛者であろうという者たちも多い。

カーニバルやハロウィンとあまり変わらない。とにかく乗れるお祭りには乗る、というようなサンパウロっ子のお祭り好きな気概が感じられる。

LGBTでなくとも、主義主張があろうとなかろうと、とにかくお祭り騒ぎに便乗したいいろいろな人が参加することで世界最大規模のパレードへと成長したのであろう。

かく言う私もカーニバルのチャンピオンパレードの時に使用したアフロヅラを流用し、控えめながらも仮装じみたことをして張り切って出かけた。

 

写真を撮ったので、皆さんに雰囲気を味わっていただこうと思い、載せます。

 

夜に用があったので今回もパレードのその後まではついて行かなかったが、友人の話のように本当に最後にはフリーセックス状態になるのかどうか、いつかこっそり覗いて皆さんに報告したいものである。

 

 断っておくが、参加はしない。

 

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