ブラジル・日本人サンバダンサーの華麗な日常

ブラジルに住む日本人サンバダンサーの全く華麗ではない日々

リオ・デ・ジャネイロの部屋探し・非モテの流儀

さて、リオ・デ・ジャネイロで部屋を探した時のお話シリーズ第2弾である。

第一弾はこちら

 

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そんなわけで、もう不動産屋で探すのは諦め、老境に差し掛かった昔気質の刑事のように足で探すことにした。

要は近所をうろつきまわり、そこいら中で知らん人達に空いてる部屋を知らないか、と逐一聞いて回るのだ。

あんまり目立つ行動をしたり、知らん人にむやみに声をかけて悪い人だったら危ないとは思ったが、もうそうも言ってはいられない。(人は選ぶが)

だが、たまたま空いているところがあってもやはり保証人の問題が出てきたりして思うように話が進まない。

やっと保証人もいらないという部屋を探し当て嬉々として見に行くと窓の無い半地下にあるカビ臭い牢獄以下の狭くて汚い部屋で、ああ、カタコトしかしゃべれない外国人の膝が丸くて哀れな私は自力ではこんな部屋にしか住めないんだ。。。ととても悲しい気持ちになりそれがすっかりトラウマになってしまった。

ファベーラ(貧民街)ならもう少しましな家も探せたかもしれないが、さすがに慣れていない頃にファベーラに住むという選択肢は自分の中にはなかった。

 

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もう誰かの力を借りるしかない。

その頃大中二つのチームでカーニバルに参加する予定だったのだが、中くらいのチームで仲良くなったゲイの男の子が部屋を一緒に探してあげると熱心に言ってきてくれた。

困り果てている状況だったので、なんてありがたいんだと彼の提案に甘えることにした。

待ち合わせの日。

炎天下の中心街で2時間以上待ってやっと彼は現れた。

そして今日はあまり時間が無いのでもう家を探すのは無理だからチーム(中)のそばにその時借りていた私の泊っているホテルでちょっと休ませて欲しいという。

確かにその日は一緒のチームの練習があり、あまり時間は無かった(おまえが2時間以上遅れたからな)

ん?

とは思ったし、お前何しに来とんねん、とツッコミたくなったが、まあブラジル人だからしょうがねえ、とホテルに連れて行く。

休んでいていいよ、と並んでベッドに腰かけていると、彼がいきなりがふっと抱きついてきた。

 

 

お、おう…

 

 

そこで初めて気がつく。

 

 

こいつ、ゲイじゃねえ…。

 

 

 

まだこの頃はブラジリアン・ゲイを見る目がそんなに肥えていなかったのだ。

また彼の見た目が非常にゲイっぽかったのですっかりゲイだと思い込んでいた。

もしかしたら彼はバイだったのかもしれない。

 

でも、悪い子ではなく無理やりという感じではなかったのでやんわりとかわして事なきを得、私の貞操は無事守られた。

ただ、彼にその後家探しを頼むのはやりにくくなってしまった。

 

なので、もう一人の知り合いのおじさんに助けを求めてみた。

そのおじさんはチーム(大)の近所に家を持っていて、初めは自分の家に部屋が空いてるから来ればいいと勧めてくれ、私を家に連れていき部屋も見せてくれたのに、部屋が見つからず困り果ててじゃあ住まわせて欲しいと言うと言葉を濁してその勢いを失くしフェードアウトしていった。

彼はプール付きの大きい家を持っていることを自慢したかったのと、初めは私を嫁候補として見ていたっぽい。

 

こう書くと、上記のゲイだと思っていた子の件といい、このおじさんの件といい、私がモテ自慢をするために部屋探しをカモフラージュに匂わせ記事を書いていると思われる方がいるかもしれない。

だが、それは違うのだ。

ブラジルではちょっと小ぎれいに愛想よくしていれば日本人なら誰でもモテる。

 

たまに、

「わだじぃー、ブラジルでわ¨ー、なんがー、ずごぐもでるのよね¨―(ブス声で)」

 

とおっしゃる方がいらっしゃられるのだが(二重敬語)、そういう方にはハイキックをしても罪にならない法律ができればいいと思っている。

それは周りをちゃんと見られていないことからくる勘違いというものだ。

日本でもモテる人はブラジルでは百倍モテている。

でもそれに慣れているので何も言わないだけだ。

しかも何がモテなのかという話になると、簡単な男子や日本人を一回試したいというブラジル人がちょっと言い寄ってくるのは真のモテとは違うのではないか。

それでも毎日家の前にデート待ちの列ができてるだとか、いっぺんに5人くらいに真剣に結婚を前提に付き合って欲しいと懇願されたりしているなら話は別だ。

でももしそうじゃなければ顔面にハイキックをジャストミートされる前に今すぐ私に謝って欲しい。

 

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…何かすっかり熱くなってしまい、何の話をしていたのかわからなくなってしまったので、話を戻そう。

 

家に住めばよいといいながらそれを反故にしたおじさんは、さすがにちょっと悪いと思ったのか、彼の自家用車で家探しに付き合ってくれることになった。

さあこれから探しに行こうと車に乗り込んだその途中すぐに会った近所の知り合いの人と彼は挨拶を交わし、思い出したというようにここらへんに空いている部屋が無いか?と聞くとその知り合いの人はまさに自分の持ってるアパートに空いている部屋があると言う。

あんなに探しても見つからなかったのに、たまたまあっさり見つかったその部屋を早速見せてもらうと、かなり狭いワンルームだったが窓もありバスキッチンもついていて、以前自力で探した監獄ロック部屋に比べたら百倍マシな部屋であった。

以前のそのトラウマがあったため、保証人もいらず家賃も安いその部屋に飛びついて早速引っ越すことにした。

 

それが私がリオで8年借り続けていたサンドラさんという大家さんの部屋だった。

 

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こうして私はとても興味深い人である大家サンドラさんと出会い、リオの運命の家に引っ越しをした。

 

サンドラさんについてはもっと書きたいことがあるので、また近いうちにみなさんに彼女にまつわる濃厚なお話をお届けしたいと思う。

 

 

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