ブラジル在住、あるいは旅行者の方で、そんないいものじゃなくていいのだけど大人数向けなどに何か買わないといけない時の、ちょっとしたお土産に悩む方も多いだろう。
そこそこに気が利いていて有名で値段の張るもの、または無茶苦茶ポピュラーなものであればガイドブックやサイトに山ほど紹介してあるのでそれを見てそれに従って買えばよい。
ポリュラーなお菓子とは、例えばこういったものだ。(高いものは割愛)
チョコレートボンボンの詰め合わせ
チョコがけウエハースBIS
ピーナツを粉状にして塩と砂糖を入れ固めたお菓子パソッカ
ゴイアバ(グアバ)ようかん
だが、私は今君にそういう話をしているのではない。わかるか?
こういったものは既に山ほど紹介されているし、こういったものがご所望ならこんな変なブログなんて読んでないですぐに街に出てスーパーで適当に買えばよい。
ここでは出尽くされたものではなく、ニッチな上安くてお得感とともに現地感もありブラジルのそこらへんで買えるそんな全人類の夢のような、私のおすすめのおみやげ用お菓子を紹介したいと思う。
たまには私だって人の役に立つ記事くらい書くのだ。
安く買うコツもあるので、まずは効率よく買える場所についてお教えしよう。
1.買う場所
旅行だと時間が無い。結局高いとは知りつつも空港の中で慌てて買うことも多いだろう。
なので、ここでは、
①街のお菓子屋さん
③スーパーマーケット
の三つの安く買える場所に絞ってご説明したい。
なぜこの三つかと言えば、どの街にもこれらは必ずあるからだ(ど田舎は知らん)
そして、だいたいが②アメリカーナス③スーパーマーケット①街のお菓子屋さんの順で安い(例外あり)。
だが、ガイドなどに載っていないニッチ菓子は①街のお菓子屋さんにしか売ってないことも多い上、他ではあまり紹介されていないという部分で私は①街のお菓子屋さんを強くお勧めしたい。
しかし上記写真のようなポピュラー菓子は②アメリカーナスか③スーパーかで買うほうが安く、特に②アメリカーナスでは二回りほど小さい箱のものがあったり、2つ3つ買うと割引きというセールをしていることも多いので、大量買いしたい場合はそこで買うことをお勧めする。
ここでは③スーパーは私が今更説明する必要もないだろうから割愛するとして、①街のお菓子屋さんと②アメリカーナスで売っている推し菓子についてカウントダウン形式でご紹介していきたいと思う。
まず、
②ロージャス・アメリカーナス
https://www.americanas.com.br/
https://newtrade.com.br/ newtrade
このお店は生鮮食品やお薬以外のものを手広く扱っている、日本でいうとDIY用品こそ無いがホームセンターに近いような、生活商品全般を扱っているディスカウントストアだ。
店舗の規模は大中小とさまざまだが、大きい店舗には生活雑貨だけでなくTVや家具などまで置いてありネット販売も盛んなのでご旅行の方は最悪店に寄る時間が無ければネットで買っておいてホテルに届けてもらうという手も使えるかもしれない。
全国チェーンだがサンパウロに特に店舗が多く、路面店だけでなくショッピングに入っている場合もあり、もしショッピングに行った帰りにお土産を買いたい場合遅くまでやっているので(だいたいがショッピングは夜10時まで。しかし事前要確認)なかなか使い勝手の良いお店だと思う。
さあ、いよいよお菓子たちのご登場だ。
ここで買えるもののおすすめは、
Tarentoというチョコレート。中にマラクジャ(パッションフルーツ)タルト味の甘ずっぱい何かが入っている。
マラクジャの加工品は日本でポピュラーではないので珍しくていいだろう。今回は他でもマラクジャ押しでいく。
このチョコレートのシリーズは他のブラジルの一般的な、カカオがいっぱい取れる国のはずなのにカカオの風味があまり感じらないばかりかむしろカカオの風味を殺している、甘さばかりが際立つ“カカオ殺し”チョコ菓子に比べたらずいぶんおいしいので私もたまに食す。
このようにいろんな種類がある。他にブラジルっぽいものと言えばDoce de leite味(キャラメル味だが、日本のキャラメルとちょっと味が違う。)など。
スーパーでも街のお菓子屋さんでも買えるが、写真のように2個でいくら、と割引きしていることが多いのでここで買うほうがお得だ。おすすめ度☆☆☆☆
これもマラクジャ味のチョコレートがボンボンになっている。ブリガデイロというチョコに練乳を混ぜた味のもの(写真右)もブラジルらしくていいだろう。
安い(1レアル20円計算で80円)くせに箱っぽい外装がちょっと“”いいもの感を”醸し出しているので安いのがバレたくないけど体裁は保ちたい、そんな邪悪なあなたにぴったりのお土産💗。味は普通だが包装と味のバリエーションでおすすめ度☆☆☆☆
グアバ味のとろとろが入ったチョコレート。これも日本では珍しいので良いかと思う。 おすすめ度☆☆☆
このキャラメルぽい飴シリーズはブラジルの駄菓子の中でもトップレベルにおいしく、いろんな種類がある。
これもわりとどこでも売っているが、スーパーでは種類が置いてある店は限られている。
ひとつの味を大量買いしたい場合はお菓子屋さんにでっかい袋で売ってるのでそこで買うのが良いが、アメリカーナスでは種類が豊富に置いてあることが多く、これも何個でいくら、というセールをしてることも多い。
これもマラクジャ(ムース)味もあるが、私の推しはTorta de limão(ライムタルト味)だ(上部写真左端)。とてもうまい。
上のTALENTOと並んでメジャーなお菓子なのでこっちにいる日本人で普段買いする人やお土産に持って帰る人もいるが、我ながらマラクジャとレモンタルト味に目をつけるところがさすが素人さんとは一味違うところだ。自画自賛。おすすめ度☆☆☆☆☆
今回の締めにここらでしょっぱいものを。
アメリカにもよくあるような、薄くしたピザ生地を四角く小さくしてぷっくり揚げたようなスナック菓子なのだが、シュラスコ味というのはブラジルならではだろう。このお菓子のシリーズもいろんな味がある。おすすめ度☆☆☆
ではブラジルに12年住む私がおすすめするブラジルのどこでも買えるばら撒き土産、今回はこの辺でお開きにしよう。
後編に私激推しのお菓子が控えてるので、今日は軽いジャブだと思って期待していて欲しい。
次回に続く。
お手数ですが、二つとも足跡だけでもつけていただければ助かります